第6回 春季研究集会

テーマ
多様化する社会福祉教育の今後の方向性を探る
日時
2016年2月21日(日)10:30~16:00(10:00 受付開始)
会場
大妻女子大学千代田キャンパス本館F 棟F542 教室
主催
日本社会福祉教育学会
共催
一般社団法人日本社会福祉教育学校連盟・社団法人日本社会福祉士養成校協会関東甲信越ブロック
後援
文部科学省 日本社会福祉系学会連合

趣旨

第6回春季研究集会では、多様化する社会福祉教育の今後の方向性について検討することを目的としま す。

2015年6月19日に公表された学士課程教育における社会福祉学分野の参照基準によれば、社会福祉学教育には、社会福祉学を学び、福祉マインドを持った市民の育成、また高度な専門性を具備した福祉専 門職養成に至るまでの幅の広さと役割があり、さらにユニバーサル化(学生のキャリア形成の多様化と大学と職業の関係の流動化)とグローバル化への対応が求められると指摘しています。

また2015 年10 月末に開催された第45 回全国社会福祉教育セミナーでは、次世代のソーシャルワーク教育のあり方がひとつのテーマとなり、その中で、これまでのソーシャルワーク教育と実践現場の解離を指摘する意見もありました。

このような状況は、ある意味では社会福祉教育(ソーシャルワーク教育)そのものが混沌とした状況に あることを示しています。その結果として、どのような切り口で社会福祉教育(ソーシャルワーク教育) を語るかによっては、実に多様な論点と課題が表出されることになります。そこで今回の研究集会では、 以下のプログラムを用意しました。

第Ⅰ部の教育講演では、長年にわたり社会福祉教育全般に携わってきた、前・日本社会福祉教育学会会長、また現在、日本ソーシャルワーク学会会長である川廷宗之先生より、独自の視点から社会福祉教育の変遷と課題について振り返っていただき、更に、ご自身の研究・教育活動に触れながら、今後の社会福祉 教育の方向性についてご提言いただきます。

第Ⅱ部のシンポジウムでは、多様化する社会福祉教育の今後の方向性として、先のユニバーサル化を視野に入れ、その中で「福祉マインドをいかに涵養するか」という点について検討します。福祉マインドの涵養について、関西学院大学の教育とそれを受けた卒業生の思いをひとつの事例として、教員と卒業生よりご発題いただきます。その発題内容をもとに、多様化する社会福祉教育の今後の方向性について、皆様と意見交換を行い、共通認識と研究課題を明らかすることがシンポジウムの目的です。

是非、社会福祉教育に関わる多くの皆様のご参加とご発言をお願いいたします。

第Ⅰ部 10:30~12:00 教育講演

「多様化する社会福祉教育の現状と今後の研究課題」
講師 川廷 宗之 (大妻女子大学)

第Ⅱ部 13:00~16:00 シンポジウム

「社会福祉教育におけるユニバーサル化と福祉マインドの涵養をめぐって」
シンポジスト:中島 尚美(大阪市立大学)・関西学院大学卒業生(福祉職)・関西学院大学卒業生(一般職)
コーディネーター:川島恵美(関西学院大学)
コメンテーター:保正 友子(立正大学)

シンポジウム趣旨

社会福祉教育のユニバーサル化を受けて、社会福祉教育を受けた学生が卒業後にその教育からどのような影響を受けているのか、特に「福祉マインドの涵養」について検討を行う。

今回は関西学院大 学のソーシャルワーク教育を題材とし、卒業生から、彼女らが受けた教育とはどのようなものだったか、また卒業後の職業において教育がどのように影響しているのか伝えてもらい、それを一つの事例として「福祉マインドをいかに涵養するか」について検討を行い、これからの社会福祉教育の方向性 について普遍的な視点を導きだすことをねらいとする。

お問い合わせ 入会のご案内

日本社会福祉教育学会事務局

東北公益文科大学 小関研究室
〒998-8580 山形県酒田市飯森山3-5-1
TEL:0234-41-1288
FAX:0234-41-1192

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