社会福祉教育におけるIPEの取り組みとグローバル化への対応
-新たな授業科目の検討と教材開発を目指して-
- 日時
- 2016年9月3日(土)9時 ~ 9月4日(日)13時
- 会場
- 関西学院大学上ヶ原キャンパスG号館
〒662-8501 兵庫県西宮市上ケ原一番町1-155 - 主催
- 日本社会福祉教育学会
趣旨
日本社会福祉教育学会第12回大会は,関西学院大学において開催します。大会テーマは「社会福祉教育におけるIPE(Inter Professional Education、以下、IPEとする)の取り組みとグローバル化への対応」です。
2015年2月22日に開催された日本社会福祉教育学会第5回春季研究集会において、本学会は当面の社会福祉教育研究の課題と研究テーマを、以下のように整理しました。
- 総合的なカリキュラム研究の必要性
- 新たな授業科目の検討と教材開発
- 福祉専門職養成教育の充実と新たな課題への取り組み
- 「社会福祉教育」をキーワードとした学会と職能団体と教育機関との連携システムづくり
第12回大会テーマは,「2.新たな授業科目の検討と教材開発」に関連するものです。社会福祉教育におけるIPEの取り組みとグローバル化への対応を取り上げる背景には,以下のような問題意識があります。
まずIPEに関してですが,社会福祉実践現場における専門職間の連携とチーム・アプローチはもはや必然であり,社会福祉教育においてこの専門職間の連携をどのように教えるのかということは喫緊の課題です。そこで授業科目として,あるいは教材開発との関連において,社会福祉教育におけるIPEの取り組みの現状と課題を学会として総合的に検討することを企画しました。
もうひとつのグローバル化への対応については,すでに日本学術会議(2015.6)による報告「大学教育の分野別質保証のための教育課程編成上の参照基準 社会福祉学分野」において,グローバル化がもたらす社会福祉学教育の方向が取りあげられています。またソーシャルワーク専門職のグローバル定義とも関連するテーマであり,今回はグローバルな視点をその教育内容にどのように反映させるかという課題に迫ってみたいと思います。IPEの取り組みについては学会企画シンポジウムにおいて,もうひとつのグローバル化への対応については開催校シンポジウムにおいて取りあげます。
社会福祉教育に携わる研究者、教育者、実習・演習教育に携わる実践家、さらにその教育を受ける側の学生のみなさまのご参加を、心よりお待ちしています。
大会スケジュール
大会1日目(9月3日)
9:00~9:30 | 受付 |
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9:30~9:50 | 開会 |
9:50~12:20 | 学会企画シンポジウム 「社会福祉教育におけるIPEの現状と今後の課題に関する総合的検討」 シンポジスト:藤林慶子(東洋大学)、杉山克己(青森県立保健大学)、春木邦子(新潟医療福祉大学) コーディネーター:白川充(仙台白百合女子大学) |
13:30~14:30 | 総会 |
14:40~16:10 | 自由研究発表① |
16:30~18:30 | デス・エデュケーションに関するワークショップ※大会参加申込フォームより事前参加登録が必要です。 講師:片岡靖子(久留米大学) 特定課題セッション 「福祉専門職養成教育における社会福祉系コア・カリキュラムをベースとした実習前評価としてのCBTとOSCEの開発」 報告:池田雅子(北星学園大学)、小渡加衣(特別養護老人ホームせんだんの館) 司会・報告:嘉村藍(仙台白百合女子大学) |
19:00~20:30 | 情報交換会 |
大会2日目(9月4日)
9:00~9:10 | 受付 |
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9:10~10:10 | 自由研究発表② |
10:20~12:50 | 開催校企画シンポジウム 「グローバル化に対応する実践教育の取り組み」 シンポジスト:高杉公人(聖カタリナ大学)、武田丈(関西学院大学)、原島博(ルーテル学院大学) コーディネーター:川島恵美(関西学院大学) |
12:50~13:00 | 閉会 |
自由研究発表
大会1日目(9月3日)
会場A
- 谷田林士他(大正大学)
- 社会福祉実習へ向けた共感性向上トレーニング
~表情模倣実験を用いた検討~ - 木下一雄(名寄市立大学)
- 相談援助職を目指す実習生の潜在的なストレングスを顕在化していくための指導方法
~実習教育の中での感性や想像力の育て方~ - 井上浩(徳山大学)
- ソーシャルワーク専門職教育のためのダブル・ループ学習の意義と必要性
会場B
- 近藤亜弥(旭川大学短期大学部)
- 地域福祉活動における専門職の役割と専門職教育効果の一考察
~ 「おてらde食堂」からの学び~ - 辻村伸代(鹿児島県立奄美高等学校)
- 看護•福祉を学ぶ専門高校生と普通科の高校生との死生観に関する比較研究
- 加藤慶(日本社会事業大学大学院博士後期課程)
- 日本における性的指向に関するソーシャルワーク教育の現状と課題
大会2日目(9月4日)
会場A
- 橋本有理子他(関西福祉科学大学)
- 相談援助実習評価の現状をふまえた今後の実習教育の検討の必要性
~実習生と実習指導者の評価差をもとに~ - 宮嶋淳(中部学院大学)
- 相談援助実習後の実践の統合化教育に関する考察
~実習経験をソーシャルワーク・アプローチに置換する学びの試み~
会場へのアクセス
■主要駅からのアクセス
■最寄駅からのアクセス
阪急電鉄今津線「甲東園駅」「仁川駅」より徒歩約12分
阪急電鉄今津線「甲東園駅」より阪急バスで「関西学院前」下車(約5分)
会場へのアクセス(PDF)
大学案内マップ
会場マップ(G号館2階)
- キャンパス内に駐車場はございませんので、公共交通機関をご利用ください。
- タクシーご利用の場合、「関学、学生会館まで」と言っていただくと学生会館前のところで停めてくれます。(代金目安は、阪急甲東園駅から約 800 円、阪急西宮北口から約 1200 円、JR 西宮から約 1400 円)
- 駅からバスまたは徒歩で起こしの場合、正門から校内に入るのではなく、矢印の通りおいでいただく方がわかりやすいです。
- なお,大学案内マップと会場マップでは、G号館の向きが異なっています。会場マップの右側「大会受付」となっているところは、大学案内マップの上側、総合体育館の向かいとなりますのでお間違えのないようにお願いいたします。
大会パンフレット
第12回 日本社会福祉教育学会大会のパンフレット(PDF)はこちら
参加申込み
第12回大会の事前申し込みは7/31で締め切りました。ご参加頂く方につきましては,当日,受付にて承ります。
大会へのご参加等,何かご不明な点などございましたら,事務局宛にお問合せ下さい。
参加費
事前申し込み | 当日参加 | |
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会員 | 7,000円 | 8,000円 |
非会員 | 7,000円 | 8,000円 |
学生・大学院生 | 3,000円 | 4,000円 |
※資料のみ送付:2,500円(送料別)
入金先
郵便振替口座 00800‐8‐149492 加入者名:日本社会福祉教育学会
ゆうちょ銀行 店名〇八九 店番089 当座0149492 口座名義:日本社会福祉教育学会
※払込取扱票でのお振込みの場合,通信欄に「第12回大会参加費」とご記入ください。ゆうちょ銀行へのATMからのお振込みの場合,名義に「サンカ」を加えてご入力ください。
自由研究発表申込
事前参加申込をしていただいた後,自由研究発表申込フォーム(下記ボタンをクリック)より発表申し込みをしてください。
応募は締め切りました。
登録申込締切日は6月10日(金)です。
応募資格等を審査し,結果は筆頭報告者にメールで連絡します。発表可とされた方には原稿作成フォーマットを添付しますので,指定の書式に従って原稿を作成し,7月15日(金)までに入稿して頂きます。
特定課題セッション
本大会では,特定課題セッションを募集します。下記参加及び応募要件をご確認の上,特定課題セッション応募フォーム(下記ボタンをクリック)より必要事項を入力してご応募下さい。
応募締め切りは6月10日(金)です。
テーマや趣旨,参加要件を実行委員会にて確認・審査し,その後,申込者宛に発表要旨フォーマットを送付します。(A4見開き2ページ分)
発表要旨原稿は7月15日(金)までに指定メールアドレス宛に入稿して頂きます。
応募は締め切りました。
※特定課題セッション参加(登壇者)の要件は以下の二点です。
(1)会員であること(申込者,登壇者全て。申請中も可)
(2)会費を滞納していないこと