新・社会福祉士養成カリキュラムにおける240時間実習のあり方について
日時
2022年3月5日(土)13:00〜15:30 (オンライン開催)
趣旨
社会福祉士が国家資格化されて約30年が経過し、この間2回のカリキュラム改変が行われ、2021年度入学生より第3期の新カリキュラムが制定された。そこでは、福祉行政における地域共生施策の推進に合わせて、ソーシャルワーク専門職としての社会福祉士養成の位置付けが強化されている。それに従って、養成各科目における「相談援助」から「ソーシャルワーク」への転換、「講義—演習—実習」の学習循環、マクロ実践の強化等を目指して、2021年度より各養成校において新カリキュラムの導入が行われているところである。
その中でも、これまでの180時間の実習では、「ソーシャルワーク専門職」としての体験が不足しているという考え方から、実習時間が60時間延長されて240時間以上となり、また、実習体験の場を異なる2箇所以上で行うことになった。しかしながら、この240時間の実習を2箇所で行う実施方法については、各養成校の裁量によって異なっており、2箇所実習の時間の割り方、また2種類の実習をどの時期に行うかといったことについては、複数のパターンに渡ることになり、このことは実習を受ける実習施設にとっては混乱を生じさせることにもなりかねない。
そこで、今回の春季研究集会では、2023年度より本格的に240時間実習が開始されるにあたって、実習の実施方法の異なる養成校の考え方、また実習を受ける実習指導担当者の考え方を共有した上で、より効果的な240時間実習のあり方について検討を行う機会としたい。
スケジュール
13:00 | 開会 |
13:05~13:35 | 基調講演 「新・社会福祉士養成カリキュラムの全体像及び240時間実習の概要について」 添田 正揮(日本福祉大学) |
13:35~14:55 | シンポジウム ○シンポジスト: 廣野 俊輔 (同志社大学 養成校①1回生と3回生で実施) 高橋 味央 (関西学院大学 養成校②3回生で40時間と200時間で実施) 藤田 益伸 (神戸医療福祉大学 養成校③:短期の実習を3回生後半、4回生で実施) 津田 克己 (児童家庭支援センターしらゆり・児童養護施設グイン・ホーム 実習指導者) ○コメンテーター: 添田 正揮(日本福祉大学) ○コーディネーター: 川島 惠美(関西学院大学) |
14:55~15:05 | 休憩 |
15:05~15:30 | コメント、質疑、まとめ |
参加費
無料
参加申込締切
2022年2月23日(水)
※オンライン開催のため,当日参加はできません。必ず事前参加登録をお済ませくださいますようお願いいたします。
参加申し込みフォーム
https://forms.gle/3YEjcPFhQzRy16im7
※申し込み期間は,2/23(水)までです。